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歯周病

歯周病の症状の段階とは?それぞれの症状や放置した場合のリスクなど徹底解説!

歯周病にも進行段階があるのはご存知でしたか?
本記事では、歯周病の初期症状から治療法について以下の点を中心にご紹介します!

  • 歯周病の段階別症状について
  • 歯周病を放置するとどうなるのか?
  • 歯周病の治療方法とは

歯周病の症状の段階について理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

歯周病とは

歯周病は、歯と歯茎などの歯の周りの組織の炎症や感染症のことを指します。

歯周病は、プラークや歯石による細菌感染が原因で発生し、歯茎の腫れ、出血、口臭、歯の動揺、歯茎の退縮などの症状を引き起こします。進行すると、歯周病は歯周組織を破壊し、歯の喪失や、さまざまな健康問題を引き起こすとされています。

歯周病の段階

歯周病にはどんな段階があるのでしょうか?段階ごとの症状について解説します。

STAGE1(歯肉炎)

  • 歯肉が腫れ、赤くなり、触ると出血する
  • 歯周ポケットの深さは1~3mm程度

この段階は歯肉炎と呼ばれ、歯周病の初期段階とされています。

歯肉炎はプラークや歯石によって引き起こされる細菌感染により、歯肉が炎症を起こし、腫れや赤みがでたり、触れると出血したりする状態です。また、歯周ポケットの深さが1~3mm程度であるため、簡単に口腔内の清掃が可能です。

この段階では、適切な口腔衛生の改善によって、歯周病の進行を防げます。定期的な歯科医師の診察と、歯磨きやフロスの正しい使い方を実践することが重要です。

STAGE2(軽度)

  • 歯肉炎の症状が悪化し、歯肉から離れた部分(歯肉溝)に歯周ポケットが生じる
  • 歯周ポケットの深さは3~4mm程度

この段階では、歯肉炎が悪化することにより、歯周ポケットが形成されます。歯周ポケットの深さは3~4mm程度で、これまでよりも歯ブラシやフロスでの清掃が難しくなります。

歯周ポケット内に細菌が繁殖することで炎症を引き起こし、歯周組織の破壊が進行する可能性があります。この段階でも、歯周病の進行を防ぐために、適切な口腔衛生の改善が必要です。

STAGE3(中等度)

  • 歯周ポケットの深さが4~6mm程度
  • 歯周炎が進行し、歯周組織の破壊が増え、歯の動揺が生じる可能性がある

この段階では、歯周ポケットの深さが4~6mm程度となり、歯周組織の破壊が進行します。歯の動揺が生じる可能性があるため、歯科医師による治療が必要です。

歯周炎の進行を抑えるために、適切な口腔衛生の改善が必要です。歯石除去、歯周ポケット内の洗浄などの専門的な治療が必要になる場合もあります。

STAGE4(重度・保存不可)

  • 歯周ポケットの深さが6mm以上
  • 歯周組織の破壊が進行し、歯が脱落する可能性が高い

この段階では、歯周ポケットの深さが6mm以上となり、歯周組織の破壊が著しく進行しています。歯周組織の破壊が進行すると、歯の動揺が増加し、最終的に脱落する可能性が高くなります。

歯科医師の治療が必要ですが、治療が困難な場合があります。治療によって歯を保存できない場合、歯の抜歯が必要になることがあります。

歯周病を放っておくとどうなるか

歯周病を放置しておくと、どのようになってしまうのでしょうか?考えられる疾患について解説します。

狭心症・心筋梗塞

歯周病は、口腔内に存在する細菌によって引き起こされる炎症性疾患であり、心臓疾患のリスクを増加させることがあります。歯周病によって口腔内の細菌が血管内壁に付着し、血管内壁の炎症を引き起こすことがあり、この炎症が血管内腔を狭め、血流が滞ることがあります。これが狭心症の原因となることがあります。

また、歯周病によって口腔内の細菌が血液中に侵入し、血管内で血栓が形成されることがあります。この血栓が血管を完全に閉塞してしまうと、心筋梗塞の原因となることがあります。

脳梗塞

歯周病は、口腔内に存在する細菌によって引き起こされる炎症性疾患であり、脳血管疾患のリスクを増加させることがあります。歯周病によって口腔内の細菌が血液中に侵入し、脳血管内で血栓が形成されることがあります。この血栓が脳内の血管を完全に閉塞してしまうと、脳梗塞の原因となることがあります。

また、歯周病によって引き起こされる炎症は、体内の炎症反応を増強させ、動脈硬化の進行を促進することがあります。動脈硬化は、脳梗塞のリスク因子の1つとされており、歯周病と動脈硬化が関連することが示唆されています。

妊娠性歯肉炎

妊娠中の女性は、ホルモンバランスの変化によって、口腔内の環境が変化し、歯肉が炎症を起こしやすくなります。そのため、妊娠中には歯周病にかかりやすくなるとされています。

妊娠性歯肉炎は、歯肉の腫れや出血などの症状を引き起こし、妊婦の生活の質を低下させるだけでなく、早産や低出生体重児などの妊娠合併症のリスクを増加させることがあります。

歯周病によって引き起こされる炎症は、体内の炎症反応を増強させ、妊娠合併症のリスクを増加させると考えられています。

歯周病の治療法

歯周病になった場合、どのような治療が行われるのでしょうか?歯周病の治療法について解説します。

STAGE1(歯肉炎)

歯垢(プラーク)の除去:
プラークは、歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどを用いて取り除きます。プラークは歯周病の原因の1つであるため、日常的な歯磨きが非常に重要です。

専門的なクリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning:PMTC):

PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士による機械的清掃器具を用いた歯面の清掃のことをいい、フッ化物ペースト、ブラッシコーン、ラパーカップ、ラパーチップなどを使用して行います。

歯周治療:

歯周病の軽度刺繍症例では、歯茎が腫れている場合があります。歯肉を健康な状態に戻すために、歯茎の炎症を抑えるための治療が必要になる場合があります。

STAGE2(軽度)

スケーリング:

歯周病のステージ2では、プラークや歯石が歯肉の深いポケットに蓄積していることが多くあります。このため、歯科医師は、歯肉辺縁のプラークや歯石を取り除くスケーリングを行います。スケーリングは、超音波スケーラーや手用のスケーラーなどを用いて、歯周炎の原因となるプラークや歯石を歯面から取り除く治療法です。

ルートプレーニング:

歯周病のステージ2では、歯肉の深いポケットに歯石が蓄積しているため、歯の根面についている歯石を取り除き、根面平坦化(ルートプレーニング)を行います。ルートプレーニングは、歯科用の器具を用いて、歯の根面を滑らかに整えることです。

歯磨き指導:

歯周病のステージ2では、プラークや歯石を取り除くスケーリング・ルートプレーニングなどの治療が重要ですが、自宅での正しい歯磨きや口腔内のケアも重要です。歯科医師は、適切な歯磨きの方法や、歯ブラシやデンタルフロスなどの口腔内清掃用具の使い方などを指導します。また、口腔内の清掃に加え、食生活の改善や喫煙の禁止なども必要な場合があります。

STAGE3(中等度)

スケーリング・ルートプレーニング:

スケーリングは、超音波スケーラーや手用のスケーラーを使用して、歯肉周囲の歯垢や歯石を取り除く治療法です。ルートプレーニングは、歯の根面を滑らかに整える治療法であり、歯肉の深いポケットにたまった歯垢や歯石を除去し、根面をきれいにすることで歯周組織の再生を促します。

抗生物質の処方:

歯周病のステージ3では、歯周炎による感染が進行しているため、抗生物質の処方が行われることがあります。抗生物質は、歯肉の炎症を抑え、感染を制御する効果があります。

外科的手術:
ステージ3の歯周病においては、歯周組織の破壊が進行しているため、外科的手術が必要な場合があります。例えば、歯肉の切除や歯周ポケットの減少、歯周組織再生手術などが行われることがあります。

STAGE4(重度・保存不可)

治療計画の立案:
ステージ4の歯周病の治療は、患者の症状や歯の状態に応じてより慎重に個別の治療計画を立てる必要があります。歯周病の症状が進行している場合、歯周外科手術を必要とすることがあります。

歯周外科手術:
歯周外科手術は、歯肉や歯を支える骨などの歯周組織の再生を促進するために行われます。手術は、歯肉に切開を加えて、病変部をしっかりと明示し原因となる歯石やポケットの原因を除去し、歯周ポケットの改善と再生を促すために行います。歯周病が進行している場合、歯を抜歯することが必要となることもあります。

抗生剤の処方:

ステージ4の歯周病では、細菌感染が悪化する可能性が高くなります。そのため、抗生剤を処方することがあります。抗生剤は、細菌を減らして、炎症を軽減する効果がありますが、必要に応じて慎重に行う必要があります。

生活習慣の改善:

ステージ4の歯周病の治療においては、生活習慣の改善が非常に重要です。タバコやアルコールの摂取を控えたり、口腔内の清掃を徹底的に行うことが大切です。また、歯科医師の指導のもと、口腔内の清掃方法や歯ブラシの使い方を学ぶことが必要です。

歯周病の症状の段階についてまとめ

ここまで、歯周病の段階別症状から治療法までお伝えしてきました。
歯周病の段階別症状から治療法までの要点をまとめると以下の通りです。

  • 歯周病にはstage1~stage4まである
  • 歯周病を重度まで放置しておくと、全身の健康にも影響を与える可能性がある。
  • 重度の歯周病治療には、外科手術も必要になってくる。

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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