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歯周病の多い平均年齢は何歳くらい?年齢ごとの歯周病について解説!

歯周病 平均年齢

歯周病と年齢は関係があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。 本記事では歯周病と平均年齢について以下の点を中心にご紹介します。

  • 歯周病の平均年齢
  • 年齢別の歯周病の特徴
  • 歯周病による抜歯の平均年齢

歯周病と平均年齢について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

歯周病の平均年齢について

歯周病の平均年齢について

歯周病を患っている人が多い平均年齢はどれくらいですか?
歯周病は、口腔内の歯周病菌によって引き起こされる病気で、加齢とともに口腔内環境が変わることが影響しています。歯周病の患者数は20代から増加し始め、55〜64歳の年代で多くなります。したがって、歯周病を患っている人が多い平均年齢は55〜64歳といえるでしょう。 しかし、65歳以降は歯周病患者の数が減少する傾向があります。この減少の理由として、この年代で歯を失う人が増えるため、歯周病菌の増加が抑えられると考えられます。また、日本の成人の約80%以上が歯周病にかかっているとのデータもあり、特に中高年の方に多いとされています。しかし、老化が歯周病の直接の原因ではなく、生活習慣や口腔内の環境が大きく関係していることが示唆されています。
歯周病を発症する平均年齢はどれくらいですか?
歯周病の発症年齢は20代から30代が多いとされています。また、歯周病の発症は20代から徐々に増えてくるとされており、25〜34歳の間での罹患率は約20%とされています。 しかし、歯周病の発症は口腔内の常在菌のバランスや歯磨きの方法、生活習慣などによっても大きく変わります。特に、たばこの使用や糖尿病の有無、歯磨きの習慣などが影響を与える要因として挙げられています。 まとめると、歯周病の平均的な発症年齢は20代から30代と考えられますが、生活習慣や口腔ケアの状態によっては、10代での発症も考えられるとされています。

年齢別に見る歯周病の特徴

年齢別に見る歯周病の特徴

子どもは歯周病になるのでしょうか?
はい、子どもも歯周病になる可能性があります。歯周病は大人の病気と考えがちですが、実際には子どもも影響を受けることがあります。 特に、食生活の変化や柔らかい食べ物を多く摂取することが原因で、歯茎に炎症を起こす子どもが増加しています。 しかし、子どもの歯周病の大部分は歯肉炎であり、適切なケアを行えば早期に治療することが可能です。放置すると、大人になった時に歯を失う原因となる可能性があるため、早期の対応とケアが重要です。 また、子どもの歯周病にはいくつかのタイプがあり、歯磨きの不十分さや永久歯の生え替わり、ホルモンの変動などが原因となることがあります。適切なケアと早期の対応で、子どもの歯周病を予防・治療できます。
15〜30歳の歯周病の特徴を教えてください。
15歳前後から、歯周病の原因となる菌が口内に定着し始めるといわれています。2017年の厚労省の調査によれば、15〜24歳の間で歯周病の疑いがある人の割合は約18%、25〜34歳では約33%となっています。 20代を過ぎると、人の免疫力は徐々に低下し始めます。この年代は仕事や私生活で忙しく、不規則な生活が増えることが、歯周病の症状の悪化の一因となっています。 歯周病のケアとしては、歯石がつきやすい人は約3ヶ月ごと、しっかりとした口内清掃ができている人は約6ヶ月ごとの定期検診を受けることが推奨されています。この年代での適切なケアと定期的な検診が、将来的な歯周病のリスクを低減する鍵となります。
30〜50歳の歯周病の特徴を教えてください。
30代以降、歯周病の罹患率は急激に増加し、約80%の方が歯周病を持っていると報告されています。この年代は、多忙な日常、仕事や子育てなどの生活の中で、歯の痛みや不調を感じない限り、歯医者を訪れる機会が減少する傾向があります。 しかし、この時期に歯医者を訪れた際、多くの方が「もっと早く診てもらっておけば良かった」と感じる場合が多いです。その理由として、適切なケアが行われていないと、歯周病が進行し、さまざまな口内のトラブルを引き起こす可能性があるからです。 具体的には、ブラッシングの方法やフロス、ウォーターピックなどの補助器具の使用方法についての指導が必要となります。
50〜60歳の歯周病の特徴を教えてください。
50歳から60歳の間には、歯周病の症状がはっきりと現れることが多くなります。この年齢層では、定期的に歯科医院でのメインテナンスを受けている方と、そうでない方との間で、歯周病の状態に明確な差が見られるようになります。 初期の歯周病では気にならなかった症状も、進行すると歯ぐきが痩せてくる場合や、特定の部分だけで歯周病が進行し、歯がグラグラするようになることがあります。また、歯周病によって歯が動いたり、抜けたりすると、咬み合わせに変化が生じ、口の中全体のバランスが崩れることがあります。 この年齢層の口腔ケアとしては、歯周病のリスクが高い方は1ヶ月ごと、適切なケアを行っている方は3ヶ月に1度の定期検診を推奨しています。

歯周病による抜歯の平均年齢

歯周病による抜歯の平均年齢

歯周病により抜歯を行うのは平均何歳くらいですか?
歯周病は、中高年において抜歯の主要な原因となっています。特に、45歳以上の年齢層での抜歯原因上位となっており、歯周疾患は高齢者での発症が増加する傾向があります。 厚生労働省の調査によれば、45-49歳の年齢層で歯肉に歯周炎を認める人数が約87%と非常に高い数値を示しています。また、60-64歳の年齢層での抜歯本数が多くなっており、この年齢層の人々はおそらく10〜15年前に歯周病の兆候があったと考えられます。歯周疾患は、30歳後半からの予防が必要であり、適切な治療を行わないと、抜歯のリスクが増加します。
歯周病による抜歯を避けるには何歳から歯周病対策をするべきですか?
歯周病の予防は早い段階から始めることが重要です。 厚生労働省の調査によると、45歳以上の人々で歯周病による抜歯のリスクが高まるとされています。一方、30代から歯周病の初期症状が見られることが多く、この時期からの適切なケアが抜歯を避けるための鍵となります。特に、30代は仕事や家庭の忙しさから歯科受診を怠りがちな年代であり、この時期に歯周病の予防と早期発見、早期治療を心がけることが大切です。 総じて、30歳前後からの歯周病対策が、将来的な抜歯リスクを低減するための適切な時期と言えるでしょう。定期的な歯科受診と日常の正しい歯磨きが、健康な歯を保つための基本です。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで歯周病と平均年齢についてお伝えしてきました。歯周病と平均年齢の要点をまとめると以下の通りです。

  • 歯周病を患っている人が多い平均年齢は55~64歳で、歯周病発症の平均年齢は20代から30代が多いとされている
  • 15〜30歳では、歯周病の原因となる菌が口内に定着し始め、30〜50歳では、歯周病の罹患率が急激に増加し、50〜60歳では、歯周病の症状がはっきりと現れることが多くなる
  • 歯周病による抜歯は、45歳以上の年齢層が多くなっており、抜歯を避けるために30歳前後からの歯周病対策が重要

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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